金時草プロジェクト ~ 熊本・沖縄・石川をつないで ~
日時
2022年07月05日(火)
公開対象
小松市立安宅小学校
詳細
6月に始まった「金時草プロジェクト」。5年生の総合的な学習の時間です。
プロジェクトは栄養教諭から金時草の紹介があったことから始まりました。
金時草を知っていたのは、5年生55人中、2人だけ。
伝統野菜は守り伝えていかないと、いずれなくなってしまう…。
そうならないために、金時草を知らない人に「伝えたい」そしてこれからも「残していきたい」
という思いから、金時草について「どこでどのように育ち、どのように食べられるのか」
ということを調べることにしました。
石川県で加賀野菜として食べられている金時草は、熊本県から伝わった野菜であるということ。
熊本県では、「水前寺菜」という名前で食べられているということ。
さらに、沖縄県でも食べられていて「ハンダマ」という名前で呼ばれているということ。
同じ野菜なのに、地域によって、呼び名が違うということをきっかけに、
他に違いはあるのか?なぜ石川では金時草と呼ばれるようになったのか、など金時草にどんどん興味をもった5年生。
金時草を給食で味わいながら、これまで総合で調べてきた金時草のことを
安宅小学校のみんなに給食時間のテレビ放送で発表しました。
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さらに、5.6時間目の総合では、
熊本県の西原中学校の3年生、沖縄県の伊良部島小学校の4年生とオンラインでつながって、
それぞれの地域で食べられている「金時草」「水前寺菜」「ハンダマ」について
発表し合う「金時草プロジェクト交流会」を行いました。
発表者は、金時草プロジェクト実行委員のみなさんです。
(発表の内容は、お昼に放送したものと同じです。)
堂々とはきはきした声で、おちついて発表できました!
各学校の地域紹介をした後に、西原中学校(熊本県)の発表を聞きます。
中学生たちの、調べ学習のまとめ、PR動画やPOP広告・キャラクター、水前寺菜献立の
発表を、メモを取りながら聞いています。
話し方、発表の仕方など、さすが中学生!!と中学生のすごさも感じていました。
伊良部島小学校(沖縄県)の発表では、いろいろな金時草料理があることが分かりました。
「わぁ~」
「おいしそう」と思わず声がもれます。
また、石川県や熊本県では金時草はお店で買うことが多いのに
沖縄県では庭によく生えていて、校庭にも生えているということに驚いていました。
質問タイムでは、西原中学校や伊良部島小学校に、金時草についての質問をしたり、
西原中学校や伊良部島小学校から質問された内容に答えたりと
金時草について、新しい発見があったり、新しい疑問が出てきて
もっと金時草のことが知りたくなる時間となりました。
熊本県と沖縄県。
会うのが難しい距離にある学校の児童生徒たちですが
オンラインでつながり、お互いの顔を見て、声を聴いて、反応を見て
「金時草:水前寺菜:ハンダマ」という
同じなのに呼び名が違う、という野菜を教材としてつながることができたよい時間となりました。
作成者
作成日時
-0001-11-30 09:18:59
更新者
更新日時
2022-07-14 14:43:00