いい日本食「だしで味わう和食の日」給食
日時
2021年11月24日(水)
公開対象
小松市立安宅小学校
詳細
ごはん 牛乳 ぶり大根 トマト せんべい汁 |
11月24日は、いい日本食、「和食の日」です。
2013年「和食:日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
これは、「和食」が料理それだけではなく、「自然を尊ぶ」という日本人の精神に基づいた文化として、
世界に広く認められたということです。
無形文化は、目に見える形では残らないため、私たちが日々の食生活を通じて
未来へ伝えていくことが大切です。
そこで、学校給食でも11月24日「和食の日」に合わせて
「だしで味わう和食の日」献立を味わい、子どもたちへ和食文化を受け継いでもらいたい
という願いを込めて、毎年、和食の日給食を実施しています。
今日は、農林水産省「和食給食」に掲載されていた、だしの引き方を参考に、
こんぶとかつお節で引いた「だし」をふんだんに使った給食です。
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/wasyoku/pdf/h27_wa_ksk_1.pdf 『農林水産省 和食給食』
1番だしの取り方ではなく、
昆布とかつお節を同時に煮出して引く、2番だしのような取り方です。
調理員さんが朝早くから水出しした、昆布だしにかつお節を入れて、
火加減に気をつけながら、丁寧にだしを引いてくれました。
引いただしの量はたっぷり、なんと80L!
厨房がだしのいい香りでいっぱいです。
調理員さんと「だしの香りって、アロマやね」とだしの香りに癒されていました。
こんぶとかつお節を釜から引き上げます。
このだしで、ぶり大根とせんべい汁を作っていきます。
調理員さんたちも、引いただしのテイスティング!
「おいしい~~」
「ぜいたくなだしやね~~」と、だしのうまみを味見。
下ゆでした大根を だしと調味料で炊いていきます。 |
でんぷんでとろみをつけたら 揚げたふくらぎを投入! |
ツヤツヤのぶり大根。 (今回はふくらぎで作りました。) |
甘め味付けの、ぶり大根です。 しっかり味が染みています。
ふくらぎの角切りを揚げる時も、 調理員さんが揚げ色が付きすぎないように 揚げ油の温度を調整しながら きれいに揚げてくれました。 |
せんべい汁は、出汁と野菜から出た水分以外、
一切水を加えることなく、100%だしだけで作り上げてくれました。
だしを引くときの水分量を、調理員さんが事前にしっかり計算してくれたおかげです!
できたてのせんべい汁。 だしのうまみがこい! うす味でも、うまみがたっぷりで だしを飲み干したあとも 口の中にだしの香りが残ります。 |
低学年の子どもたちは、
「えっ?せんべい??!」
「せんべい入っとるん?」と興味深々でしたが…
高学年になると
「めっちゃいいにおいする」
「だしつまっとる」と、だしを味わってくれました。
和食は、多様で新鮮な食材を使って素材の味わいを引き出す料理です。
また、栄養バランスがよく、健康的な食生活を支えてきた料理です。
さらに、旬の食材だけではなく、調理方法や器など、自然の美しさを表現しながら、
年中行事と深くかかわり、地域や家族の絆を深めてきてくれた文化です。
この素晴らしい和食文化を、受け継ぎ、これからも未来へ伝えていきたいですね。
作成者
作成日時
-0001-11-30 09:18:59
更新者
更新日時
2021-11-25 14:13:43