北前船と石川県の食文化「全国学校給食週間」3日目
日時
2022年01月26日(水)
公開対象
小松市立安宅小学校
詳細
蛍米ごはん 牛乳 めぎすの天ぷら 豚肉と昆布の炒め物 車麩の卵とじ |
本日使用した地場産物
・蛍米 ・めぎす ・豚肉 ・にんじん ・鶏卵 ・小松菜
今週は全国学校給食週間です(24~30日)
給食に関わる人や食べ物の命に感謝し、給食についてもっと知ってもらう1週間です。
3日目の今日は「北前船と石川県の食文化」献立です。
5年生が総合的な学習の時間で、北前船について学習している最中です。
安宅小学校で北前船に一番詳しいのは5年生です☆
北前船は、北海道と大阪の間を、日本海を渡って物を売り買いしながら行き来した船です。
小松市の安宅は、北前船の寄港地でした。
北前船によって、北海道から「にしん」や「昆布」が伝わり、
石川県の郷土料理「大根寿司」「にしんの昆布巻き」などが生まれました。
また、小松うどんのうどんだしや、和食の基本「出汁」にも昆布は欠かせない食材です。
今日は、豚肉と昆布の炒め物で、北海道から伝わった昆布を味わいました。
めぎすは、石川県金沢市が、漁獲量全国トップの小魚です。
キス(鱚)に似ていることから、全国的には「にぎす(似鱚)」と呼ばれていますが、
石川県では、魚の目がギョロッとしていることから、方言で「めぎす」と呼んでいます。
めぎすは脂のある白身の小魚です。
石川県で水揚げされるノドグロは、脂がのっためぎすをエサにして育つため、
ノドグロも脂がのっておいしくなると言われています。
卵とじには「車麩」が入っています。
全国には、いろいろな形をした麩が食べられていますが、
石川県では、車輪の形に似た「車麩」がよく食べられています。
職員室前には本物の車麩が展示しておきました。
お昼休みには、1年生が見に来ていました。
車麩をなでなで。 「パンみたい」 |
「穴あいとる~~!」 |
「車麩と記念写真撮ってほしい」 という、おねだり。 |
卵とじは、給食で作るのは難しいのです!
卵を入れてすぐかき混ぜると、かき玉汁のようになってしまうので
作り方にコツが必要です。
今日はいつもと違う作り方でやってみよう!と、調理員さんが頑張ってくれました。
卵をまわし入れたらかき混ぜずに、 フタをして卵に火を通します。 |
フタをあけて混ぜたら、再度 卵を回し入れて、またフタをします。 |
卵を数回に分けて入れ、火を通しては かき混ぜ…を繰り返して作りました。 |
黙食中で、給食時間中に子どもたちからの給食の感想をなかなか聞くことはできない日々ですが
親指を立てて、グッドサインを送るなどして
「おいしいよ」を伝えようとしてくれるのがうれしいです。
作成者
作成日時
-0001-11-30 09:18:59
更新者
更新日時
2022-01-26 15:44:48