揚げぎょうざ ~金時草の甘酢あんかけ~
日時
2023年07月03日(月)
公開対象
小松市立安宅小学校
詳細
ごはん 牛乳 揚げぎょうざ 金時草の甘酢あんかけ ひじきナムル 麻婆豆腐 |
金時草の季節がやってきました。
金時草は石川県の伝統野菜「加賀野菜」のひとつで、金沢市やかほく市で主に作れています。
葉の表がみどり色、裏がむらさき色をしていて、ゆでるとぬめりが出ます。
酢やレモン汁などの酸に反応して、ゆで汁がピンク色になるめずらしい野菜です。
茎は食べられないので、調理員さんが、茎から金時草の葉を一枚一枚、つんでくれました。
小松市ではあまりなじみのない食材かもしれませんが、
石川県の誇る、伝統野菜なので、子どもたちに知ってもらい、未来へ伝えていってほしいふるさとの味です。
職員室前に金時草を飾ると、6年生が
「あ、金時草や~」
「あ、スイゼンジナや~」
「去年食べた~」など、金時草を見に来てくれました。
昨年度実施した、「金時草プロジェクト」
5年生(現在の6年生)が総合的な学習の時間で、「金時草」をテーマに学習しました。
同じ野菜なのに、熊本県では水前寺菜、沖縄県ではパルダマ、ハンダマと呼ばれている
金時草を教材に、3県合同オンライン交流会を実施しました。
熊本県 西原中学校HP「食育情報局」はこちら♪ 今日の献立が紹介されています。
その時に交流した、熊本県の西原中学校の生徒さんが考案した水前寺菜メニューを
本日、安宅小学校で実施することができました。
揚げぎょうざ 金時草の甘酢あんかけ です。
熊本県の中学生たちは、スイゼンジナのおいしさをもっとよく知ってもらうために
家庭料理でも取り入れやすいメニューを考えてくれました。
刻んだ金時草、たまねぎ、しめじを煮て、砂糖、しょうゆ、お酢で味付けをします。
最後に水溶き片栗粉でとろみをつけますが
金時草のぬめりでソースにしっかりとろみがつきました。
甘酢あんを見た子どもたちは、
「ピンク色や!」
「むらさき色や~!」
「金時草?初めて食べる!」(2~6年生は昨年度、和え物で食べています。)
「なんでこんな色しとるん?!」
「金時草って、どんな味なん?」
「え?どんな味なん?味見したい!」
と、金時草の甘酢あんの見た目に驚いたり、興味をもったり、すこしためらったり。
当然、初めて出会う食材や料理は、どんな味、どんな歯ごたえなのか、
好きな味なのかどうかも、全然分からなくて、食べるのをとまどいますよね。
「食べてみたらおいしかった!!」
「味見したけど、ちょっとなら食べられそう!」
「おいしかったし、おかわりした!」
「なんでこんな色なんやろ?」
「なんか、ねばねばしとる!」
「夏にとれる野菜やから、夏バテにきく栄養入っとるんやろ?」と
甘酢あんかけを食べていろいろな感想や興味をもった子どもたち。
石川県ではおひたしや酢の物でよく食べられていますが、
熊本県や沖縄県では、炒め物でも食べられているそうです。
今の時期にしか出回らない、旬の伝統野菜です。
「金時草」という伝統野菜があるということを、給食をきっかけに知ってもらえるとうれしいです。
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作成日時
-0001-11-30 09:18:59
更新者
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2023-07-03 17:55:12