安宅まつり

『安宅住吉神社』のお祭りは、江戸時代後期におこったもので、主な行事が四つもあります。

 


<リスト>

○大神輿

○曳船

○宮獅子

○輪踊り

 

 

 

○大神輿

昭和の初めに2年がかりで作られたもので、総重量1.5トン。「住吉の神様」を乗せ、町の人が力を合わせて健康・幸福・商売繁盛を祈りながら町内をめぐります。

 

 

 

○曳船

北前船の栄華をしのび、七福神の人形を載せた小ぶりの北前船を漁師の大漁旗で彩って、船乗りが旅から持ち帰った「木遣り音頭」の調子に乗せて、町内を巡航。海上安全・大漁・住民の幸せを祈ります。

 

 

 

○宮獅子

若連中の奉納行事ですが、その昔、加賀藩前田家は幕府に反抗する気がないことを強調するために「能」「茶道」など文化面に力を入れつつ、「武芸」を「獅子舞」の中に入れて残したことから、獅子に立ち向かう勇壮な踊りとなったと言われています。

  

 

 

○輪踊り

島田髪に赤襦袢の女性が夕方、安宅住吉神社に集まり、輪踊りを奉納するところから始まります。そこから町内会役員に先導され、住吉橋を渡って町を練り、大輪踊りを人々に披露します。現在は「関所音頭」「安宅小唄」「越中おわら節」「炭坑節」の四曲が使われますが、このうち二つは安宅でしか聞けないものです。

 

安宅町の人じゃないと踊れないと思われがちですが、安宅に縁のあるは誰でも参加できます。親子三代にわたって踊り継いでいる家庭もあり、安宅町以外の家の押し入れやタンスの中で、次の出番を楽しみに待っている赤襦袢もたくさんあります。